この記事、ごもっとも

http://paiza.hatenablog.com/entry/2014/07/10/ITエンジニアの価値を貶める『人月商売』の功罪

人月業界にいる人間として、すごく納得できる記事。ちょっと長いけど。

このなかでコンサルは別扱いされてるけど、結局人月で売ってると思う。
システム単位で売ってるプロジェクトもあるけど、結局人月ベースで計算してるから、結局赤字になってるのもあると思う。そのまま黙っちゃいないですが。それだけ人月見積もりってあってないんですよ。


人月の会社にいると、ワクワクしないんですね。
レバレッジ利かすとかないから、最初に見積もりでちょっと揉んで通ったら、よほど何かしない限りその通りに請求も進む。

ただ人月商売の会社がたくさんあるのにはきっと理由があって、ある意味契約まで進めば、その契約内は純売りが見える。経営としてはやりやすい。

ただしかし実際に動いてる人にとっては記事にあるとおりだと思う。
自分が評価されるのはそのジョブ期間内に制限される。使ってる側からしたら季節労働者みたいなもんで。
そうなると現場の人間はなんだかなーとなることが多い。


その結果、誤解を恐れずいえば、どの会社にいても違いはないから、転職もしやすい。だからITは転職が活発なんだと思う。

本当にこういう仕事はしてはいけない。仕事がつまらなくなる。仕事してることに盛り上がってるうちは良いんだけど、冷静になったら俺何してるんだろうって思えてしまう。


憧れなんだろうけど、自前プロダクト開発のワクワクは全く違う。そこに人月的なコストシミュレーションを持ち込むのもどうなんだろうか。←イマココ


人月商売に慣れてしまった人はすごく保守的だと思う。
ある程度先が先が読める環境でやって来てるから、リスクや投資に臆病になって、いらない仕事を作りがち。

しかし人月商売の本当に先を読めば、自分の首をしめてることがわかると思いますけどね。
だって社員の給与を上げるのは会社の業績が良いなら自然だけど、顧客への単価を上げるのはそうはいかない。


顧客は、結局その人のことを今の人月単価でしか見てない。
人月単価以下なら切るし、契約の人月以上働いてくれるなら棚ぼたみたいなもんで。


そういう会社にいると、ワクワクみたいなものはないですよ。揚げ足取る人はたくさんいる感じ。経験として。