仕事と家庭の両立という妄想

本日もちきりん氏の記事に、実体験を持って共感した。


大幅に要約すれば、
世の中では、仕事と家庭の両立がすんばらしいことだという風潮があるが、本当ですか?
違うっしょ。
という内容。

私は、この記事にあるほどの過酷な両立維持環境にはないですが、
以下のような感じです。
•子供1歳半、平日毎日保育園、送るの私、迎えは奥さん
•夫婦ともに正社員
•奥さん時短勤務のため、満足に仕事はできず、且つ、正社員としては大分控え目なお給金
•夫(私)はベンチャーIT寄りコンサルで、裁量労働年棒制、しかし裁量労働の価値を発揮できていない勤務状況(残業週20時間くらい?)
•親が子供と接する時間は、朝の1時間半と、夕方の3時間半と、土日のみ。上記残業状況のため、夕方は夫いない
•家事は、洗濯、食事が奥さん、掃除全般が夫、土日は掃除デイ
•最近奥さんの両親が家の汚さに見兼ねて、勝手に来て掃除してくれるようになった
•夫婦ともに趣味の時間を取ることはとても少ない、特に奥さんは土日に意図的に作らないと皆無
•奥さんは、2人目もいたらこの生活があと七年かーと言っている(七年後奥さんは38歳)、奥さんは大企業で年功序列的出世のため、産休と育休がもろにマイナスに働く


上記の生活が追い求める生活なのか?という、ちきりん氏の問いかけです。

世の就活女子がこれ聞いたら、まだまだ程度としては大したことのないこの事例でも、結婚も子供もしなくて良くない?って思うでしょう。

記事にもあるように、夫(私)は奥さんの負担に対し、引け目を感じています。

はたして幸せ…?


ちきりん氏、一つの会社に勤めあげる必要もないし(私も就活時点ではそう思ってベンチャーで、ITで、コンサルを選んだが、もう6年目…)、社会と離れるモラトリアム期間あって良いじゃんと。

確かに、私自身、過去大学に入るために2浪し、1年自主的にほぼ自宅軟禁状態を選択したことがあり。
その期間で得たものは、とても大きかった。

世のレールから外れると、いろんなことが見えて、感じられた。

痛感したのは、組織に所属していることが、その人の人間評価に直結する社会であり、事実組織に属していることで得ている恩恵は計り知れない、ということ。

プー太郎をすると、図書館に簡単に入れなかったことに驚いた。(入れるとこがほとんどだと思いますが、そこがたまたま入場チェック制だった。)
当時運転免許も無い上に、所属とか勤務とか書く答えを持ってない。プーだから。

所属していることがこんなに力を持っているとは、驚きと孤独を感じたことを鮮明に覚えています。
孤独には、意外にすぐなれて、プーを前面に出すようになりましたが。性格が向いていた。その後も2浪を自分のネタとしてウリにする生活が続く。

しかし、人間、楽な環境(組織に所属する)に慣れると、そこから動けなくなる。


会社に入る前は、さっさと転職とか言ってたのに、気付いたら5年たってて、全く動いてないとか、たくさんいるんだろうなと思う。
そのうち結婚して、子供で来て、環境変えにくくない?みたいなパターン。


…それ、俺?


たまたま仕事で農業3年したし、そういう生き方、マジでしようかなと考えた、朝の電車でした。